小説『藍月記』
土御門院を主人公にした小説が発刊されました。
藍月記 ― 土御門帝 もうひとつの『承久の乱』です。
著者は 萬 卓子(よろず たかこ)さん。
映画の脚本づくりをめざして、大阪芸術大学に在学中に脚本家・依田義賢氏に師事されました。
令和3年、承久の乱八百年も、御所神社での記念式典もご存知ないままに、なにかに突き動かされるように執筆され、11月24日の出版後に阿波市観光協会にお送りいただいたことで、土御門上皇顕造学会・渡井代表とつながりました。
作品では、鎌倉に対して挙兵しようとする後鳥羽院に反対して、父帝への敬慕と平和への願いのあいだで苦しみ、揺れ動く土御門院のお気持ちを描いておられます。
ぜひお読みください。
年が明けて1月29日に、松島京都支部長とともに水無瀬神宮(大阪府島本町)を初めて訪れて正式参拝~献本されました。
後鳥羽院、順徳院と共に土御門院が祀られる社殿に向かわれ、また宮司の水無瀬様とも親しくお話ができ、感動ひとしおだったとのこと。
その後に島本町の会館からおこなわれたオンライン懇談会で、萬さんのお父様が上板町のご出身で、ご自身も5年ほど過ごされたそう。
先祖は武士だったというお話や、鳴門の阿波神社を参拝してから一気に執筆されたとか、土御門院との不思議な縁に結ばれた方です。
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